2019年1月14日
茶臼岳、朝日岳、冬登山
ちょうど朝日が顔を出す頃に展望台に立ち寄った。
空はカラッと冬晴れ、最高の一日の始まる予感。
朝が弱いので出発時は億劫で仕方ないが、こうして早起きの特権な景色が見られると「ああ来て良かったなぁ」と思える。
ここは栃木県那須市、今年一発目の雪山登山として那須岳に決めた。
大丸温泉の駐車場に車を停め、アイゼンを装着してぼふぼふと雪道を歩き始める。
鳥居の埋まり具合からして積雪量は1mくらいだろうか。
しばらく林間を歩くと視界が開けた。
那須岳は地理的に風の通り道であり、遮るもののない場所は強風、いや暴風。
風が常に吹きすさぶため雪は飛ばされてほとんど積もらない。
鞍部の峰の茶屋跡が見えてきた。
あそこから左手に行くと茶臼岳、右手に行くと朝日岳に至る。
ちなみに「那須岳」はこの辺の山の総称である。
峰の茶屋跡に着いた。
今までもずっと強風だったが、稜線に出ると衣服がバタバタと轟音を立ててなびく程の暴風に変わる。
そして晴れてるとは言え気温は-7度、体感気温はずっと低く、皮膚を露出しようものなら凍傷になってしまうので目以外は全て防寒している。
というか、この季節なのに登山客が結構居ることに驚いた。
さて、今日は単独行なので無理はしない。
ルートに危険個所が無い茶臼岳を攻めます。
冬山ですね~~
自分が歩く分には平気だけど人の歩いてるところ見ると怖い。
振り返って一枚。
茶臼岳の爆裂火口に到着。
活火山なので蒸気が吹いてるし硫黄臭い。
火口をお鉢回りしながら山頂へ到着。
冬じゃ無かったらカップラーメンでも食べたい所だが立ち止まると寒いのでさっさと降ります。
写真で見ると良い天気。
いや実際最高の景色だけどくっそ寒い。
吐息でメガネが曇って、曇ったそばから凍るから前が良く見えない。
東側は下界が良く見える。
空の上を歩いてるようだ。
茶屋跡に戻るとまだ時間はあった。
初めは茶臼岳ピストンのつもりだったが、想定よりも天候に恵まれているので朝日岳(写真奥右)も行ってみよう。
安全第一でやばそうなら引き返します。
朝日岳の正規ルートは剣ヶ峰を巻いて行くルート。
しかしこのトラバース怖いなぁ・・。
すると剣ヶ峰を直登してる人が見えた。
こちらにも踏み跡はあり、剣ヶ峰経由で朝日岳を目指す。
剣ヶ峰登頂。
聞いたら先行してたお兄さんたちも朝日岳に行くと言うので、特に断りは入れてないがこっそりついて行く事にした。
目前には朝日岳、降りてたま登ります。
お兄さんたちの後を追って行ったら朝日岳の肩についた。
この辺から霧氷もちらほら見えた。
朝日岳まではもうちょい!
朝日岳登頂!
自撮りしてたらお兄さんが撮ってくれました。
絶景。
さっき登った茶臼岳も良く見える。
いやー、大満足。
お兄さんたちはまだ山頂を楽しんでいたが、寒いので私は下山する事に。
どのくらい寒いって、腰にぶら下げてた十六茶が凍って出てこなくなるくらい寒い。
パンもおやつも全部キンキンに冷えてやがる。
下山して、大丸温泉の旅館で日帰り入浴して(何と貸切状態!)、那須湯本温泉の鹿の湯で〆る(なんと芋洗い状態!)。
那須を満喫した。
コメント(2)
群馬Bスポブログ トップページ