2017年04月04日
東京廃キング ~廃工場~
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今日は廃づくめ。
廃村の後は廃工場へ向かいます。
登山道から外れた旧道。
石垣が詰まれたしっかりとした道、数十年前までは人の往来が盛んだった道。
我々は過去にタイムリープするが如く、吸い込まれるように進んでいく。
旧道の先には廃工場があった。
この円柱の塔は鉱石を溜める貯鉱槽。
そして索道の起点があった場所。
かつて、これより上層の鉱石をこの場所に一時貯め、索道にて駅まで輸送していた。
掘削により異形と化した鉱区が山としての形を保っていた頃、この廃工場は使用されていた。
それがやがて大規模に採掘されるようになり、廃工場のエリアは使用されなくなった。
そして更に今では、あれほど大規模な採掘された空間さえも今では掘り尽くされ、この周囲一帯は廃鉱区となってしまった。
ここから見る景色は通常では絶対見られない景色。
大絶景のパノラマを目前にして、つくづく良い物を見れたと思う。
こちらは砕鉱所跡。
経年劣化が進み、今ではコンクリートと鉄骨と僅かな木材が残るのみ。
昔の様子。
上層部より採掘された鉱石が砕鉱所で破砕され、前述の索道にて駅まで輸送されたいた。
(写真はMIMIZU氏提供)
役目を終えたこの廃工場。
ずっと見たかった場所だ。
コンクリート遺構の上部は変電所跡。
鉄骨の橋桁はトロッコ軌道跡。
数年前までは多数の重機が置かれていた筈だが、今ではここの住民は一台の重機だけとなっていた。
坑内用のため背は低く、前進後退を容易に操作できるよう操作席は側面を向いている。
ここはあまり長居する空気じゃない。
我々は早々に切り上げ、来た道を戻り始めた。
工場からの帰り道、MIMIZUさんが鹿の角を発見。
早速装備し、攻撃力が上がったところで次の目的地に向かう。
つづく
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