2017年04月03日
東京廃キング ~廃村~
前の記事
前日は神奈川で遊んでいたが今日は東京で遊ぶ。
東京の観光地って言ったら、やっぱり奥多摩だね。
昨日同様「
MIMIZUのパワーアップBlog」のMIMIZUさんと廃キング。
二日連続の散策もなんのその、青梅駅で集合して奥多摩を目指す。
古地図を見るとこの辺は全て広葉樹林。
しかし今ではヒノキの森。
今日一発目の目的地はここ、山道を30分歩き辿りついた先にある廃集落だ。
少々昔までは木造住宅が立ち並びそれはもう壮観な集落だった。
しかし2005年に解体され、今では石垣と残骸が残るのみ。
ネットで当時の写真を見るとただただ美しく、マニアからすると伝説級の廃村だ。
当時の様子→「
幻の廃村 ○○集落 - 廃墟デフレスパイラル」
跡地には生活資材が散らばる。
ここは斜面に形成された集落であり、ほぼ全ての道に階段が敷かれている。
一番下の民家は管理されてるので荒らしちゃいけません。
脱穀機が転がっていた。
こんな斜面で稲作をやるのだろうか・・。
階段を登り、上部の集落へ行ってみる。
建物は無いものの石垣の様子が往時を偲ばせた。
最盛期は十数軒の家庭が暮らし、食堂、共同浴場、診療所、理髪店があったという。
この廃村の情景にあてられたのだろうか、誰が言い出すでもなく、我々は別々に散策を始めた。
車道もない山の中の大規模集落、別世界に迷い込んだ気分だ。
ここは食堂の調理場だろうか。
小さい区画にカランが見える。
ここは共同浴場か。
蛇口を見ると「湯」と書いてあった。
間違いなく共同浴場のようだ。
堅固な石垣が集落を覆いまるで遺跡のような様相を呈している。
集落は一切の時が止まっていた。
時を止めたまま、いくつもの季節を迎え、そして過ぎていく。
私はこの幻想的な世界を歩き回る。
果たしてここは死んだ土地だろうか。
時に力強さも感じるのは何故だろう。
二人の口数は少なく、深くこの場所に浸っていた。
さて、次の目的地へ行こう。
ザックを背負い、再び山道を歩き始めた。
つづく
コメント(6)
群馬Bスポブログ トップページ