2017年06月19日

釣りと山菜の山籠もり



雪渓も消えきらぬ6月上旬、山は眩しい新緑に映え、若芽は強い太陽の光を浴びて一層大きくなり、川を覗けば水温が上がって活発になった渓流魚が泳ぎ回る様子が窺える。
そんな時期に、山の師匠と釣りキャンプへ行くのが毎年の恒例となっており、サラリーマンの至宝である土日を朝から晩まで余す事無くフル活用し、今回も一泊二日の山籠もりに行ってきた。






見ての通りフル装備。
一年で一番重いザックを背負う日でもある。






登山口から数百メートル標高を上げ、人の入らない山の奥へ奥へと、川沿いの林道を延々と歩いていく。






この時期の楽しみと言えばやはり山菜。
私はまだまだ山菜に疎く、今日も師匠のレクチャーの下お勉強タイム。
山の恵みに感謝し、今日の晩御飯のオカズを戴いていく。






ネマガリダケ、ウルイ、コゴミ、ゼンマイ、ワラビ、ウド、フキノトウ、ミズ、コシアブラ、トリアシショウマをゲット。
種類によっては採りきれないほど自生しているが、取り敢えず今日食べる分だけ頂きます。





入山から数時間、山菜取りもそこそこに川に降り立った。
ここからが本番、川装備に変身し渓流釣りをしながらひたすら遡上していく。
今年は何匹釣れるだろうか。






早速イワナをゲット。
ここまで奥地に来るのは結構な物好きに限り、魚も警戒心が薄くガンガン釣れます。






私のような下手糞でも何匹も掛かり、まるで山が接待をしてくれているかのよう。
しかもここは魚の平均サイズが大きく、ルールでは20cm以下はリリースと、その辺の沢では考えられない大きさ。
こいつはリリースです。






調子に乗っていると雨が降ってきた。
この時期は雨は避けられずある程度は仕方がない。
まあ直に止むだろうと高を括るが一向に降り止まず、次第に本降りになっていった。
我々は特に気にせず、びちょびちょになりながら釣りを続けた。






16時、釣りを終了し野営が出来そうな平場を探す。






冷たい渓流に長時間浸かり、そして雨に降られ身体は芯から冷え切っている。
しかし泣き言を言っても誰も助けてくれない。
雨に打たれながら急いでタープを張り、荷物入れ用のテントを張り、薪を集める。






さすが師匠、濡れた薪であっという間に火を起こした。
日が暮れた雨天の山は想定以上に気温が下がり、もし火が起こせなければ翌日までの体力の消耗は想像を絶していただろう。
この焚き火はキャンプ場とかの雰囲気を楽しむ焚き火では無く、 濡れた服を乾かし暖を取るための生きるための焚き火。
サバイバルだな~。






やがて雨が上がり、夕食の準備を始める。
暖を取るのにアルコールを飲んだりしたので、温かくなった頃にはぐったりモード。
いつもならイワナを塩焼きにするのだが、そんな気力は無く、各々あるものを適当に調理して食べる。

ちなみに師匠は野生児なのでガスコンロなどは使わず、焚き火と飯盒のみで全ての調理を試みる。
しかも今回の登山において飲み水を一切持参しておらず、全て湧水や川の水を現地調達して生活用水としていた。
※私は十六茶を4L持って行ったら3L余ったのでまだまだ修行が足りないようだ。





師匠は山菜ラーメンを作り、あとは適当に山菜を茹でてお浸しにしていた。
このお浸しがまた美味い!!






そして今回は私は「山の幸炊き込みご飯」に挑戦。
イワナの切り身と採った山菜をぶち込んで炊き込んだ豪快な一品。
彩りが欲しかったので人参は持参したが、具沢山の贅沢山メシ。
ただ、ウドを入れたのは失敗だった。
ウドのエグみがメシ全体に広がってしまった。
もしこの炊き込みご飯がレストランで出てきたらブチ切れるレベルの味だが、これが全て今日自分でゲットした食材と考えると大層味わい深い。






夕食を食ったらまったりモード。
揺れる焚き火を眺めながら夜は過ぎていく。






翌日、雨はすっかり上がりいい天気になっていた。






朝飯を食い、お世話になったキャンプ地の撤収作業を行う。
人がキャンプした痕跡を消し、元の自然の状態に復旧する。






釣り二回戦。
渓流を更に遡上する。






朝一番なので凄いのが釣れる。
師匠が30cmオーバーの尺イワナを釣り上げた。






私も負けちゃおれんと、絶好のポイントで大物を狙う。






川の透明度が高いので魚が丸見え。
大量の小魚と、大きな魚が一匹確認できた。






長きに渡る駆け引きの末、大きさ28cmの大物を釣り上げた。
私の中では今回最大サイズ。






釣果に満足しながらも更なる大物を目指し遡上を続ける。
ずっと歩き辿りついた山奥で、美しき渓流の溜りに潜むイワナだけに神経を集中する。
他の釣り客には誰も会わず、山の奥に進むにつれて我々は自然に還っていく。






この写真の中だけでも二匹のイワナが見える。
驚く事に、この川は稚魚放流を行っておらず完全に自然の状態。
感動するほど豊かな川だ。






自然と正面から向き合い、普段の忙しない日常が嘘のようだ。
あ~、満たされるな~。






帰り時間に近づいた頃にちょうどエサが終わった。
師匠が戻るまで、ポカポカ陽気の空の下、私は大きな岩に寝転がりウトウト船を漕いでいた。






「食料取ってきたぞー」と師匠が帰ってきた。
いやいやいや、それはムリですやん。






空を仰げば、明日が仕事とは思えないくらい長閑な空だった。

最終的な私の釣果は、21cm以上が6匹、それ以下のリースした小魚も6匹くらい。
師匠は何匹だったか忘れたが、もちろん私よりたくさん釣っていた。

今年の釣りキャンプも楽しかった。
大満足の山籠もりを終え帰路に着く。





釣ったイワナや余った山菜は後日天ぷらやお浸しにして食った。
超美味かった。






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