2017年04月02日

神奈川廃キング ~ユーシン渓谷~

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丹沢の譽エンジンを見たあと、宮ヶ瀬湖へ向かった。
これから我々はユーシン渓谷を歩く。

ユーシン渓谷と言えば「ユーシンブルー」と呼ばれる青く神秘的な渓谷が有名であり、 さらに林道に点在する8つの隧道がトレッキング客を楽しませてくれる。

現在の時刻は13時。
これから往復18kmのコースを歩くと帰りはヘッドライト確実だが、整備された林道歩きなので大丈夫でしょう。






コースはこんな感じに渓谷沿いの玄倉林道を歩いて行く。
開通は1947年だが、用途は観光用ではなく水源開発用だろう。
渓谷には熊木ダムと玄倉ダムが稼働している。






ぼっちにはお馴染みの自撮りテク。
世のリア充どもはこんな写真撮らないだろう。






予想以上に懐の深い丹沢山系。
山の果ては見えずバリエーションルートに富み、テント担いでこの山塊を越えていきたいとも思う。






8つの隧道の1つ目「境隧道」






なかなか良い隧道だ。
距離は短いが、飾りっ気の無い壁面の波板が萌えポイント。






2つ目の隧道「新青崩隧道」
「新」という事は「旧」あるのか。






あるんです。
土砂崩れや隧道の劣化によりこっちの道は廃道となっている。
絶壁を這うようなトンネルやロックシェッド、いいですな~。






しかし旧道の「青崩洞門」は通行止めです。






という訳で「新青崩隧道」を通る。
なんとこのトンネル、延長327mもあるのだ。






そして照明は無いのでヘッドライト必須。
探検気分で面白い。

隧道の後半で旧隧道と接続され、金網から旧隧道の様子も窺えた。






トンネルを突破し振り返る。
いやー、すごい道だなぁ。






3つ目の隧道「石崩隧道」
名前からして穏やかでないこのトンネルは、






素掘り吹付け!
これぞ日本の萌え文化!!(?)





さて、トンネルを抜けると玄倉ダムと発電所が見えてきた。

有効落差:175m
最大水量:2m3/sec
最大出力:2900kw
水車:立軸フランシス






あれ!??
川が全然青くない!!!

MIMIZUさん曰く、水量が少ないとの事。
うえー、残念・・。






気を取り直してゴールを目指す一行。
4つ目の隧道「第四号隧道」
名前考えるの諦めんな!






岩盤むき出しの野趣味溢れる隧道。






5つ目の隧道「第五号隧道」






6つ目の隧道「第六号隧道」






7つ目の隧道「第七号隧道」






そしてラスト、「第八号隧道」!!!!






これで全隧道制覇!!!
ふ~、歩いた歩いた。






登山口から約9km地点、ユーシンロッジを視認したとこでゴールとする。
時刻は15:30、もう登山客なんざどこにも居やしない。
さあて巻きで帰るぞ!!






発電所まで戻ったところで「ゴーーー」っと稼働音が聞こえた。
この音は・・、発電所が動いてる!
建物を望遠鏡で覗くと発電機が見えた。






発電機が稼働し川の水量がアップ!

ユーシンブルーの復活だああああ!!







時刻は16:30
時間は押しているが、青くなったユーシン渓谷を前に足を止め、しばらく青い水面を眺めていた。

すると前から2人の若者がやってきた。
装備を見るとなんと手ぶら!

登山口からここまで6~7km、それを飲み物も持たずにやってきたというのか・・。
しかも長いトンネルは携帯のライトで突破したと言う。

うおーーー!!若いっていいなあああああ!!!!!


なんか昔の自分を見るようで嬉しくなっちゃって、気付いたら飲み物やカロリーメイトを若者たちにあげていた。


そんな時、以前友人に言われた言葉を思い出した。
「昔の君はそんな保身に走る奴じゃなかった」と。

そうか、この気持ちを忘れていた。
散々無茶でバカな事をやったあの頃の探究心。
・・・、俺もまだまだやってやるぜ!!!

そんな、若者から刺激を貰った貴重な体験でした(笑)






さて、本格的に日が傾いてきた。






帰り道にカモシカの子供を発見。
もう暗いから君もお帰り~。






日が落ちた薄暗い林道には、水量を増した川が飛沫を上げる音と、ぼんやり浮かぶ淡い青い光で満たされていた。
暗くなった山には怖さがあるが幽玄な美しさもある。
この時間の山歩きは褒められたもんじゃないが、良くも悪くもこの時間だからこそ見られた風景だろう。






駐車場まであと少し。

後ろからはさっきの若者の楽しげな声が聞こえてきた。
彼らも無事に下山したようだ。

今日は朝から晩までよく歩き、心地よい倦怠感を感じる。
しかし廃キングはまだまだ終わらない。
MIMIZUさんは東京の自宅へ帰り、私は青梅の宿にチェックイン、明日も朝から廃キングだ。
二人とも今日はぐっすり眠れるだろう。

つづく






コメント(2)

1:

yan

:2017/04/02 21:26:35
とは言ってもですよ体力バーが短くなりその分知識経験が
増えるのでどっこいどっこいですよん(笑)

そしてもぎさんは十分若いと思うなあうんうん。


にしても四以降の命名やっつけ感が笑



2:

もぎ

:2017/04/02 22:08:57
>>yanさん

彼らの体力面というより、無謀とも取れる勢いと思い切りの良さに強い憧憬の念を抱きました。
数年前まであんな感じで自分もバカやってたので、すごく親近感を覚えます(笑)



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