2017年02月22日
逢魔が時、小泉稲荷神社にて
用があって伊勢崎まで来た折りに、僅かな空き時間を利用して小泉稲荷神社に立ち寄った。
既に日は落ち、辺りは夜へ差し掛かっていた。
拝殿へ続く薄暗い参道の、無数に続く鳥居たち。
青色の世界にそそり立つ、鮮やかな赤色。
空には無数の鳥居が絡み合う。
赤い構造体が私の全方位を取り囲み、私は目が回りそうだった。
昼間とは印象が大きく異なる境内。
参道から紙一重のすぐ裏には別の世界が繋がるようで、人非ずものが現われても何ら不思議ではない。
いつも見る鳥居とは少々違って見える。
拝殿で参拝。
夜の神社には様々なものを引き寄せる力を感じる。
それが良いものか悪いものかは分からない。
裏手の稲荷社へ。
奉納された無数の狐さん。
この暗い境内の裏で佇み続ける狐さん。
果たして何を思う。
何だか見られてるような感じ。
まあ、あんまり変な時間に来るもんじゃないな。
お邪魔しました。
夜に近づく神社。
一礼し、私は鳥居を抜けた。
暮れの刻々と弱まる残光を追いながら私は神社を後にする。
帰り道、闇に呑まれる寸前の大鳥居。
そして間もなくして、完全に夜になった。
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