2016年10月28日

秋の気ままキャンプツーリング(一日目)


稲穂輝く秋の頃、バイクにテントを積んで家を出た。
行先は決めていない、全てが自由な一人旅。
すっかり高くなった秋の空の下で、「トットットッ」とリズムの良い単気筒の振動がどこまでも続く道の遥か向こうに吸い込まれていった。






取りあえず西を目指す事にした私は、必然的に鳥居峠を抜けることになる。
ともなれば「嬬恋パノラマライン」を経由するのがバイカーにとって最も楽しい道だ。
キャベツ畑で有名な嬬恋高原を両手に、右へ左へ気持ちよく走り抜ける。






この日は有給を取っているので会社のバイカーたちは労働中。
ツーリング日和にご苦労なこったと、会社のバイクグループLINEに半ば嫌がらせで画像を送ってみた。
すると業務中なのにあっという間に既読が付いていく。
なんだ、真面目に仕事してないのは私だけじゃないのか。






今日は三脚があるので自撮り。
うんうん、旅人っぽくていい感じ。






鳥居峠を越え、長野県上田市に入る。
走行中「松茸汁」の看板が視線に入り、慌ててUターン。






立ち寄ったのは街道沿いの小さな店は、松茸や雑キノコを売る直売所だった。
行き当たりばったり、これこそ旅の醍醐味、意気揚々と松茸汁を注文した。






秋の味覚、松茸汁を食らう。

うおおおお、ウルトラ旨い・・・!
松茸、キノコ、リンゴ、ナシ、ブドウ、秋の味覚大集合、旬の地の物をその土地で食べられるってのは嬉しい限り。
大満足で店を出る。






バイクにナビなんて付いてないし、ましてや走行ルートが決まってないのならこれはもう適当に走るしかない。
田んぼの中を走ったり民家に囲まれた細い路地を走ったり、フリーダム走行。
そんな訳だからまあ進まないことなんの・・。

適当に走ってたら小諸市に着いた。
あれ?まだ小諸?
もう昼になのにまだ小諸なのは宜しくない。
取りあえず岐阜に入りたいと、まずは松本に向けて走り出す。






しかし東御市でトラップに引っ掛かる。
「海野宿」とかいう時が止まったような宿場町を発見してしまい、時間が押してるのにも関わらずバイクを降りてしまった。








本当に昔のままの町並みの中で人々が生活していた。
それほど観光地化はされておらず、静かで清潔な街並み、こんな場所があったのかと、頭はすっかり観光モード。






寄りたいけど、今日はムリ!
また次回来ます!






海野宿を出たのは14:30だった。
これはやばい。

今日の寝床は長野と岐阜の県境付近のキャンプ場とした。
ここからはノンストップで行かないと日没に間に合わない。

松本を抜け、野麦街道で上高地方面を目指す。
道中寄りたい場所は腐るほどあり、特に「稲核風穴」は前々から寄りたいと思っていたが時間の都合で泣く泣くスルー。
海野宿なんていつでの寄れる距離なのになと、ちょっと反省。


長野岐阜県境へ向け、写真も撮らず走り続ける。
北アルプスの谷間を縫うような街道は、核心部の大部分はトンネルの自然に抗い無理くり建設したような道、 そして深き山奥で突然出現する巨大なダムとそのダム湖、 道路の両岸の触れられそうな近さに聳える急峻な岩肌は見上げると天まで届きそうな高さを持つ。 北アルプスの険しく壮大な山並みに畏敬の念を抱くと共に、その神秘の懐を冒すが如く人間の暴力的な土木力にただただ圧倒されるばかりだった。
バイクだと車と比べて外の世界との距離が近く、その空気、匂い、色、町の呼吸が直接肌で感じられる。言葉では難しいが何か心の琴線に触れるような街道走行だった。






18:00 やっとこさキャンプ場に到着。
岐阜県高山市の平湯キャンプ場。
ちょうど長野との県境。






ショバ代が1000円だが設備が整っているのですごく楽。






テントを立てた後は奥飛騨温泉郷平湯温泉「ひらゆの森」へ日帰り入浴。
硫黄臭漂う白濁の湯は、感覚的に日光湯元に近い、とても良い湯だった。
泉質はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉。






入浴後はテントに戻る。
焚き火を試みるも、前日の雨で木が湿り火が大きくならず・・。






焚き火は諦めメシタイム!
いつもの混ぜるだけスパゲティ、簡単安価のキャンプの味方。






そして地酒で晩酌タイム!
旅行中は終始ハイテンションだが、酒が入り更に楽しくなってくる。
一人でニヤニヤしながらチビチビやってるのでした。


そして夜は更け、明日の旅に想いを馳せる。
テントの中に入り込む風の音を聞きながら、いつの間にか私は眠っていた。



二日目に続く






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